CMではないけれど、今や2人に1人は癌になると言われる時代。
そうして、今や「情報の時代」でもある。
何か一つ買い物をするにしても、情報を集め得た人間は、安くお得に安全に、ものを手に入れられる。
同じように癌についても、情報は大事。
それでは正しい情報を得て、前向きに治療に取り組むためにはどうすればいいのか。
私は、矛盾したことを言うようだけれど、情報は、それを得ることは大事だけれど振り回されすぎないことが大事かなあとも思う。
もちろん、性格にもよる。
私のように知って、知ることによって、悪いことばかりを想像して気持ちを落ち込ませるようなタイプの人間は、敢えてある程度情報をシャットダウンしたり、選別することも必要だし、大事だと思う。
例えば、まずは自由診療に振り回されない。
担当ドクターと信頼関係を築く努力をする。
そこからなんだと思う。
その上で、私がよく参考にしているのは、上野直人 氏の意見。
優秀なドクターでありながら、何より自身が癌サバイバーであることが、その意見に説得力を持たせていると思う。
「専門でありながら、いざ自分が癌となると、感情の揺れをいかんともし難かった」っていうのは、正直で真摯な言葉だと思う。
今日読んだ提言では、「セカンドオピニオン」の重要性を説いていらっしゃった。
セカンドオピニオンを申し出た時、不機嫌になったり、暴言を吐くような医者からは、離れた方がいいというのは、その通りだよね、本当に。
とはいえ、文章を読む気力が沸かないよって時が多いのも正直な気持ち。
文章を読むなら、もっと愉快な内容のものを。
なんか真正面から向き合うっての、必要かもしれないけれど、正直そんな気持ちになれないってことだってある。
そういう時に、前回書いたひるなまさんのエッセイ漫画とか私は読んでいた訳だけれど、もうひとつ良かったのが
内田春菊の「がんまんが」。
症状、病状は違っても、
「あーーーあるよねーーー」
「わかる、わかる」
って、思える内容。
何度も
「今、旦那や恋人がいなくて良かった」って出てきて、苦笑w。
癌に特化しなくても、自分をあげてくれるものや人、それさえあれば、なんとか…と、思う。
思うけれども、私が読んできたもの。ご参考までにあげておこうっと。