ひるなまさんという人のこと

ひるなまという人がいた。

 

大腸癌にかかった人。

エロ漫画家でもある。

 

スタンスが好きだった。

トーンが好きでTwitterもフォロー。なんというか客観的でひーんっていうことも言っているんだけれど、踏ん張りかたがそのトーンが好きだった。

 

自分が大腸癌を告知された経由、大腸癌のアレコレを漫画エッセイにまとめてらした。

 

その病気の知識そのものは、既に殆んどが知っていることだったけれど、告知された時の心境とか、客観的で、どこかポヤーッとしているそのスタンスが好きだった。

 

変にポジティブすぎることもなく。

 

Twitterでその名前を発見した時は、「お?」と思って、直ぐに追いかけた。フォローした。

 

いつからか、状況が厳しくなって、彼女のスタンスは変わっていないようにも思えたけれど、

 

意気地無しの私はフォローを外した。

 

それは、今後益々きびしくなった時のことを考えたからだ。

 

彼女自身は変わらぬスタンスであったとしても、その心つもりであったとしても、

受け止めるこちら側、私は?

 

怖いと思った。

彼女の消費者にはなりたくなかった。

 

発信するってことは、難しい。

難しいものだなあと思う。

 

もっと言えばフォローを外したのは、今後のことを考えて、見たくなかったからだ。

 

なのに。

 

フォローを外したのに。

見てしまった。

 

いい旅だっただろうか。そんなこと、結局は本人にしかわからない。ただ今日1日、ぼーーーーっとしてた。

 

落ち込んでいる?

いや、そういうのともまた違う。

 

なんでこんな気持ちになるのかわからない。