うつくしいひと

美しい人は、それだけで才能。

 

そういう人をTVなんぞで見かけると、

「おーーー。

こんだけ綺麗だったら、何の悩みもないだろうねええ。」

 

思わず声が出る。

 

その度に

「そんなことはないわよ。

これだけ綺麗だったら、年取ったらどうしようかしらとか、いろいろあるわよ、きっと。」

と、母が言う。

 

「そうかなあ~。」

 

「そうよー。」

 

まあ、いくら言ったところで、私の容姿にかわりない。変化はない。

 

私は美しい人が好きだけれど、自分の美醜に関しては手放している。

 

その事は、今まで格別にはそんなに意識してこなかったけれど、この頃こんな性分で、なんか良かったなあと思う。

 

先日、病院へ行った時に、ホロホロと泣いている女性。

 

「こんなシミができちゃって。

みっともない…。」

 

そうか。

身体にできる色素沈着は、顔にもできる。

 

きになるのか。

そうかー。

 

きっと、今までの人生、折に触れ綺麗と言われてきた人なんだろうなあ。

 

「…」

黙って女性の背中を擦り続ける看護師さん。

 

そっかー。

 

私の目からみれば、充分綺麗だと思うんだけどなあ。

 

何がストレスになるか、そりゃ人それぞれ。

 

綺麗な人は、そういうことがストレスになるのかーと、私は思う。

 

ブスにはブスの耐性ってのがあるもんなあ。幸い、幸いと

私はおもう。

 

でも、そんなこと言いながら、おぱーいの行方を考えたりして、時々凹んでいたりもするんだけどさ!!!