言葉のことを考える。
発した本人はそんなに深くも考えず…の言葉であっても、受け取る側にとってはとても大きく響くことがある。
怒りに満ちた言葉
自分を大きく見せたいがための言葉
案外響かないものだ。
鋭く見えて鈍い言葉たち。
柔らかく温かな言葉。
思いもかけないところでふとかたい地面から顔を出した水仙の芽のように、言葉がほどけてまた私を満たす。
ほどけた言葉は私を素直にさせる。
嬉しいとかありがとうとか
そういう気持ちの中で、日々を過ごすこと。
幸せだと思う。
だから私は言葉の力を信じる。
信じている。
それは言うまでもなく、言葉が持つPOWER。
そうして、それを発する人のハートの現れ。
借り物の言葉でいくら「いい話」にまとめても、響かない。
それでも自分を大きく見せたいというその言葉たちは一体何処へ向けられたものなのだろう。
このネット社会、何処から持ってきたなんてこと、いとも簡単にわかるのに。
言霊ってある。
本当に。
そんなことも思う。
大きくなくていい。
立派でなくていい。
正直にすなおに
私が受け取っている言葉の力を
私も誰かに届けられたらいい。
いつか
どこかで
芽吹く言葉の力。
その事を思う時、私は少し謙虚で
少し優しい気持ちになれる。