出会いは不思議


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そういえば 、このノートに度々出てくる 年下の ガールフレンド との出会い も 、同じ会社だった という事に由来する。

 

勤めていた会社の 社長は 、業界でも有名な ワンマン社長で 自分の 気に染まぬことがあると 大きな声で 怒鳴るのが常。

 

仕事では 緊張感が大事 というのが口癖で。

 

そりゃあ、大きな声を出せば 、いやでも人は ビクッとする。

気持ちはわかるけど やっぱり それはどうなのさ と思う場面も多くあった。

 

いくら やり手の人間であったとしても、 人間全ては 見通すことはできない。

 

コツコツと 一生懸命 やっていても、 要領が良く アピール上手な人間 に、手柄を取られること だってある 。

それだけだったらいいけれど 、他人の 失敗を被せられることだって ある。

八つ当たりされることだって ある。

 

仕事場では 、本当に理不尽なことが 多く起こる。

 

ある日、 社長が いつものごとく 緊張感を 与えるために ?怒鳴るターゲットを決めた 。

それが その日は、彼女だった。

 

最初は 些細なこと だった けれど 、話しているうちに エンジンがかかってしまった 社長。

 

あまりといえば あまりの状況だったので、私は 彼女を連れて 喫茶店に退避した。

 

全くやってられないよね。

アンラッキーだったけど 、でも あれは 社長 もきっと やりすぎたと思っているはずだから 。

 

席に戻ってみると 、案の定 社長は 「彼女は大丈夫でしたか ?」なんて言う。

 

全く 分かっているなら そのやり方 考え直した方がいいと思うけど。

 

彼女とは そこからの付き合いに なった。

 

私は 年齢も 大きく離れているし 、きっと 仕事を離れれば 付き合いは 終わるだろうと 思っていた。

 

けれ ど人の縁は不思議だ。

 

こんな偏屈な わがままな人間でも 、人との縁の 運だけは あるよな、 恵まれてるよなあと本当に 思う。

 

それと同時に、あの会社も変な会社だったなあとニヤニヤしてしまうのだった。