取材の申し込み


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世の中は本当に 何があるかわからない。

 

書くことで 何か 変化が欲しかった。

 

でも 書くことは好きでも 、それに 力が伴っているかどうかは分からない。

 

好きだからこそ 、そう好きだからこそ 。

応募して 全部 お前はダメだぞ という結果が来れば 凹むだろうなあ。

そう思って モヤモヤしていた。

 

「でも 動いてみなくちゃわからないじゃん。」

友達が私の 背中を押す 言葉は いつもシンプル。

 

「これなんかどう ?」

そう言って紹介された ところに 応募してみた。

 

そして 忘れた 。

 

そうなのだ。

私ってやつは 、いちいち引っかかってモヤモヤしたりするくせに 、そのもやもやがちゃんと続かないと言うか。

おそらく人間が 単純に過ぎるんだろう。

 

だけど神様は そういう 私に 一つご褒美をくれた。

 

「何か来てるわよ」 と 皇太后が 大きな封筒を持ってきた 。

 

またどうせ通販のご案内かなんかでしょ 。

そう思って 封を開いた。

 

「大賞受賞の お知らせ。」

 

え?なんの ??

 

読んでいるうちに 

手が震えてきた。

 

まじか。

 

すぐに 友達に LINE で知らせる。

すごい反応 。

そして妄想。

 

連載を申し込まれたら、 前向きに検討しようとか、 ペンネームは何にするとか、 本になるなら サイン本をくれとか …

そんなこと あるわけないじゃん!!! そう言いながらギャハギャハと大笑いした。

 

大笑いしながら このささやかな 出来事が 、しみじみと、とてもとても 嬉しかった。

 

そして今日 、賞のスタッフから 取材の 協力を お願いしますと 申し出があった。

 

え?私に取材 ???

 

昔、仕事を通じて雑誌の取材を受けた経験はある。

 

だけれど、私に???

 

一体何を聞かれるというんだ。 

 

今からびびってるけれど、妄想の限りを語りながら、友達が言う。

 

「自分のことのように嬉しいって、こういう気持ちを言うんだねえ。」

 

神様、ありがとう。

 

私はラッキー。