医療逼迫

5類になってから、私のような奴でも、ああそういうことかと一目で理解できる数値がなくなって、TVなんかだと、もうすっかりコロナなんてなんの事?

そういうことより、夏休み、お出かけ、ヤッホー!!的ムード。

 

けれど残念ながら

コロナは全国で益々猛威を奮っている…状況。

 

医療現場は逼迫。

今度は薬も手に入らないぞと

現場の声はあがっているのに、

恐ろしいほどTVでは報道しない。

 

政府は先手対策をやるなんて声明を出したけれど、

今の段階で何を言っているのかと思う。

後手でしかない。

 

せめて、以前のように

わかりやすい数字を発表するべきじゃないのかと思う。

 

そういう中で徳島県では

知事が「わかりやすい基準」を独自でもうけ、継続注意喚起。

 

徳島の県民は幸せだよね。

 

かと思えば

千葉では知事がマスク剥がしを率先してやったあげく、患者数爆上り。

 

それでも、一切無視を決め込んでいるのは、集団感染で免疫をあげるという説に拘っているからという…嘘か本当か知らないが、どんな自説を持とうとも、今苦しんでいる患者や医療現場を無視して、何の自説なのかと思う。

 

もはや中国でさえ集団感染免疫論は捨て去ったというのに。

 

 

子供は感染しても軽い

…という説も覆されつつある。

 

脳症になって亡くなる子供が

多数出ている。

 

無症状で自覚のない親からうつってというケースも多いらしい。

 

子供の表情を見るのにマスクはいらんとか

知育が遅れるとか

いい募ってマスク不必要と言っていたその結果が

子供の苦しみに繋がっている事実。

 

せめて、今からでも…と思うけれど。

 

感染爆発、医療逼迫。

(TOKIOでは、救急車をよんでも1時間以上来ないという。

正直それは逼迫ではなく、医療崩壊なのでは?)。

 

私が住む関西も、じわじわじわじわ罹患者の数字、あがってきている。

 

この間、京都で宵山、コロナに負けるかバンザイみたいなニュースを見たけれど

あのものすごい人出。

感染した人も多かっただろうな。

 

大阪など、ひどいものだが

夏休みやっほーい!で、マスクなし、バスでお喋りも増えている実感。

 

人は苦しいことは見なかった、なかったって思いたい生き物。

 

そういう心理のところに

「子供の知育に悪影響」

「マスク、言うほど効果ないよ」

そんな説を聞けば

ぐらっときて…という気持ちもわかる。

 

だけれど

繰り返すけれど

そういった説を取った人達が

責任をとっているか?

 

そういえばTwitter上で

反ワクの人がコロナにかかり、

どんどん状況が悪くなっていくのを自らがtweetにのせ続けるってのがあって、話題になった。

 

高熱が続き

しんどさマックスになっていくその人物に

「主義主張は一旦置いておいて、病院へいきませんか?」

と、心配し声をかけ続けたのは、

反ワクから、そのtweetを書き続ける本人からも、目の敵にされていた

現場で戦うドクター達。

 

その間、反ワク、反マスクの人達は沈黙。

 

で、彼は幸いにも回復。

 

良くなって

「ほら、やっぱり自力でなんとかなるんだ。自己免疫力の勝利」等と呟いて

心配していたドクター達を

「やれやれ。治って良かったけれど、お大事に。」と苦笑させていた。

 

その後、どうなったかというと

ご存じの方も多いだろうけれど、彼は仲間であったはずの反ワクの人達から、結局寝返ったのでは?と難癖、裏切り者扱いされて、自分でアカウントを消去。

 

そして、彼は居なくなった。

 

なんなのだろう?

 

いろんな考え方がある。

しつこいけれど

何度でも書く。

 

いろんな考え方はあるけれど、

本当は

「ちょっと変わったことを言いたい」

自己承認欲求の変形ではないか。

 

命に関わることだ。

 

マスクはうっとうしいもの。

「いらないよ」

そう言えば、

「だよなあ!」と、共感は得るだろう。

 

だけど。

 

罹患しても無自覚無症状で

他人にうつす人がいる。

 

医療現場の人達は

疲労困憊のなか

今日も戦ってくださっている。

 

その人達が

 

「マスクは有用」

「罹患しても無自覚無症状で

マスクなしでいるため

子供にうつしているケースがある。」

「医療現場は大変なことになっている。」

「重体化しないためには、ワクチンは有用」

 

そう言っている。

 

その現実に対して

「普通の風邪と一緒」

と言い放つ人達。

 

普通の風邪?

 

5類はエイズと同じ分類である。