ボチボチ

保険の手続きへ行かねばと思ったのだった。

簡保だから郵便局。

 

ネットでも受け付けているけれど、私はポンコツなので、窓口に行く方が早い。

そう思ったのだった。

 

書類その他を準備して

滞りなく一切が済んで、歩いていると、突然息があがってきた。

 

パニック障害

いや、違う。

そもそももう長い間、デパス飲んでない。

 

もっと足元から崩れ落ちそうな感じ。

 

ヤバイと思った。

 

大量の発汗。

ポタポタ落ちる汗。

 

まずい。

 

救急車?

いやとりあえず家に帰らなければ。

 

タクシーを。

へたり込みそうになりながら 、必死に携帯で タクシーを呼んだ。

 

どんどんどんどん息が上がってくる。

肩で 息をし出す始末。

まずいまずいまずい。

タクシーはまだか まだか まだか。

 

きっと 真っ青な顔になっていたと思う。

タクシーの運転士さんは、 私の顔 を確認すると、 車 をすぐ近くに付けてくれた。

 

「tonntikiさんですね ?」

「はい 」

 

答えるのも必死で 、

「ここ、ここをもってください 。」

倒れこむように 後ろのシートに 座った。

 

しっかりしなくちゃ、しっかりしなくちゃ 。とりあえず家に帰らなくちゃ 。

 

タクシーの運転手さんは、私の荷物を手際よく 車に 乗せると 、

「ご自宅までですね ?」

 

後はもうお任せだった。

関西で タクシーに乗るなら MK だな。

 

自宅について ベッドに 倒れこむ。

息が整わない 。

太后が おろおろと「 救急車 呼んだ方がいい ?」と言う 。

 

大丈夫。大丈夫 だから と言いながら 、私の顔は 涙と汗でぐちゃぐちゃだった。

 

10分ほどして 、やっと 落ち着く。

 

あーしんどかった 。

一体何だったんだ。

 

ああ、買い物にさえ行けなくなっちゃったのか。

正直 ちょっとショックだった。

 

太后も 驚かせちゃったね。 ごめんね。

 

友達から 叱られてしまった。

本来なら入院して いなくちゃいけない 状況なんだから 無理しちゃだめ。 ぼちぼちだよ。

 

そうだね 。ぼちぼち 、ぼちぼちだ。