パンが食べたかったのだ。
ハード系の しっかりした 美味しいパン。
そんなの自分で 作って 食べればいいじゃん って話なんだけれども、今は 皇太后のパンを作るのが精一杯で。
それに 自分で 作るっていうよりも、本当に しっかりした プロの 美味しいパンを食べたかったんだ。
だけど私は田舎に住んでいて 私が食べたい ハード系のパン を売っている お店は ちょっと遠い。
どうしよう。
どうしたもんかな。
美味しいとは お世辞にも言わない、言えないけれど 駅の近くにある パン屋さんに、 フランスパンでも 買いに行くか 。 そう思ってた。
そしたらさ 、届いたんだ。
「祝!!休薬期間!!!
食べて備えよ!応援物資!」
メモ書きが入っていた。
一緒に入っていた御守り。
「そして、身代わりになってくれると言う御守り。
ちゃんとお願いしてきたよ♥」
そんなに泣くほど美味しいのかと、皇太后に言われたけれど。
だって、だって、だってさあ~。