ワクチン接種

ママンガールフレンドの 見守りを受けながら 順番を待つ。

 

順番を待つ間に バインダーを渡され、 そこに 事前に記入した 書類と 同意書 そして身分証明書を順番通り挟むように指示される。

 

そんなことを していると、私の番になった。

 

「こちらへどうぞ。」

「はい。」

慌てて 係の人の指示通り 受付の場所へ行く。

 

私の書類は 、結構 書き込みが多い。

今 かかっている 傷病名 。

そして 飲んでいる薬。

 

係りの人はじっと読んでいる。

 

チェックを済ませると 、ドクターの所へと 導いてくれた 。

ドクターがまた 書類に目を通す。

 

「癌が分かったのは いつですか。」

「6月です 。」

「そうですか。 今ご気分は?。 」

「はい、今来る途中 ちょっと気分が悪かったんですけど、 デパスを飲んで 治りました。」

「あそうですか、良かった。

乳がんはどちら側ですか ?。」

「右側です。」

「わかりました。 そしたら左に打ちますね。」

「はい、よろしくお願いします 。」

「ちょっとチクッとしますよ。 」

 

言うてる間に ワクチンの注射は終わった 。

あっという間。

 

よかった。

とりあえず1回目は済んだのだ。

 

注射自体がというより パニック発作の方が きつかったな。

どちらにしても ガールフレンドに 付き添ってもらって本当に良かった。

もし 付き添ってもらえなかったら 多分 私 今日の ワクチン接種 、途中でキャンセルしてた。

 

そんなことを考えてると 、こちらの方で 休んでくださいと 言われる 。

普通の人は 15分待機なんだけど 、私は 30分 様子を見させて下さいと言われる。

 

はいわかりました。

 

30分間様子を見させてもらうと言われた人たちは 少し別 の 場所に座っている。

 

そこには 2、3人の 人が既に座っていた。

あなたも あなたもそうですか。

そうですか 。そう。