痛い痺れ

言っても仕方のないことだけれど、足がめちゃくちゃ痺れて痛い。

 

薬を出してもらってはいるのだけれど、新しいリリカという可愛らしい名前の薬は眠いし、目眩もするので、個人判断で服用を止めてしまった。

 

この足の痛みが引かないことにはウオーキングも出来ない。

 

高校の時の男友達から、彼がやっている喫茶店に来ないか、迎えに行くからってLINEが来たけれど、せっかくのお誘いもとにかく、この痺れと痛み。

断ってしまった。

 

人と話したいという欲望はあるんだけどなあ。

 

身体を庇いながらトボトボ歩くんで、すっかりお婆ちゃんだわ。

 

くっそー。

この痛みさえなんとかなればなあ。

まとめ2

ドクターとの相性ってのは絶対あるけれど、余程でなければ上手く行くもんだと思う。

 

というか、そういう風に思いたい。

 

相手も人間、診察時間だって限られているから、毎回しんどいですーだけでは、うまく伝わらなかったりすることがある。

 

私は診察に入る前、困った症状を具体的に書いて、それが何日に現れた症状であるか、朝か、昼か、夜か

それをドクターにみてもらったりした。

 

話すと散漫になりがちなことは、書いて伝えるといいと感じる。

 

あと、食べているものも食事日誌をつけるといいと思う。

 

書いているうちに

あ、ここが片寄っているなって、自分でも認識出来るし。

 

食べられない時は無理に食べなくてもOK。

 

ハーゲンダッツは神だし、

プリンも神。

 

抗癌剤点滴が数値が悪くて出来ないって言われると、ショックだったりするけれど、でも大丈夫。

それは、お休み期間だと思ってリラックス。

 

たんぱく質をとる方法は色々あるけれど、大豆を醤油煮するだけで、おやつになるよ。

 

あっさりした味の方が食べやすい。

まあ、それは人それぞれだとは思うけれど。

 

巻き爪になって驚いたけれど、抗癌剤の副作用はいろんな形で出る。

 

水仕事、水に触った時は面倒くさがらずにクリームを塗って保護すること。

手だけじゃなくて、足も。

 

足の裏はペタペタするから、靴下必須だし、洗濯の回数が増えて憂鬱になったりするけれど、我慢我慢。

 

つらい時は

声を出すのが効果的。

 

歌を歌うっていうとそんなきもちになれないって人もいるだろうけれど

パンク版どんぐりコロコロとか、デスメタル的蛙の歌とか、歌っているうちになんかあがってきたりもする。

 

泣きながら歌ったって、それはそれで

1日一笑!!!

今まで


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仕方がないことだけれど、予約をしていても1時間、2時間まちはザラ。

 

それなりに緊張していたりするのか、病院へ行った日はぐったりする。

 

それがかかりつけ医、総合病院と梯子の日が2日続いて、ちょっとへばってしまった。

 

1日は弟が送り迎えしてくれたのだけれど、

帰り診察終了してから来てくれたのが1時間半後だったので、冷や汗が出てきていた私は、タクシーで帰るべきじゃないかと、判断に苦しんだりした。

まあ、次はそうすることにしよう。

 

離島ドクターからは、何度も抗癌剤点滴治療、よく耐えたなと言われた。

 

それで、今までの治療のなかで私が感じたことを少しまとめておこうと思う。

 

1.今の時代ネット情報は必須科目であったりするけれど、患者本人は、見ても凹む情報多いから、見なくてもいいんじゃないかと思う。

 

見て考えると怖くなるくらいなら、見ない方がいい。

 

2.これもネットってことだけれど、抗癌剤治療は、はっきり言ってつらい。

 

痛み、痺れ、味覚異常…様々な副作用。

 

そのつらさを軽減する、或いは全くない治療法があると、うたう自由診療

 

それで救われる人が全くいないとは断言できない。

 

だけれど、癌治療は時間勝負って部分も大きい。

そうこうしているうちに…というケースだってある。

 

辛い部分はあっても、標準治療は今までの多くの癌患者治験の積み重ねによって構成されている。

 

3.はりつめていると、呼吸が浅くなる。

いしきして、深呼吸、深呼吸。

 

4.一度泣くと崩れてしまいそうに思うから、泣くことを堪えるって状況も多いと思う。

大丈夫。

泣いても大丈夫だ。

泣ける時は泣く。

 

5.癌になってみて、何より救いになったのは、友達の存在だ。

家族にも言えないことを言えるその存在が、それからの支えになる。

 

知人ではなく、友人を作るのが大事。

 

1人でいい。

顔を知らないネット友だっていい。

 

 

人は人でしか救われない。

 

 

 

痛い日

病院の梯子っつうのは、疲れるもんだねえ。

 

かかりつけ医からもらっている薬が切れたので、もらいに行く。

 

そうそう、念のために巻き爪の経過を診てもらおうとみせたら、

「これはまた切らなくちゃいけないねえ。」

 

ええーーーー。

いやーーん。

凹むわたし。

 

だーって痛いんだもーん。

 

抗癌治療をやっている方の病院じゃ麻酔使う治療って言われたけれど、かかりつけ医では、No麻酔。

ひーん。

 

で、痛かった。

案の定、痛かったのよーう。

 

看護婦さんがみていて、ひどく同情してくれるw。

 

「痛いよねえ」

 

ええ。痛かったっす。

 

そしたら、家で使ってって、ガーゼセットをこっそり渡されるw。

 


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ププププ。

 

その後、乳腺外科へ向かう。

 

元気ドクターは説明も丁寧なので、人気があるようだ。

3時半に予約だったのだけれど、診察始まったのは5時。

 

そこから、生体針検査を受けた。

 

都合6本とる。

 

手術日が正式に決まる。

 

6月27日。

 

元気ドクターが言うには、巻き爪は抗癌剤の副作用だろうって。

 

多いんだそうだ。

 

えーそうなんだーとびっくりしながら診察終了。

 

しかし、遅くなったので薬局も閉店ガラガラ。

 

痛み止め処方されたのに、イミないじゃーん。

 

帰宅したら、母が心配して、青くなっていた。

 

明日も病院。

大腸の方で。

 

それにしても今日は痛い日だったなあ。

 

長い夜

駄目だ。

しっかりしろ

しっかりしろと自分に何度も言い聞かせる。

 

何度も何度もそう言い聞かせるのに

眠れない。

 

どうして?

どうして私はこんなに凹んでるんだ?

 

考えても仕方がない。

なるようにしかならんのよな。

 

そう思うのに

そうわかっているのに

 

長い夜

 

長い長い長い夜。

 

なるようにしかならん。

 

しっかりしろ

しっかりしろ

 

顔をあげて深呼吸をするんだ

 

目蓋を閉じて

眠ろう。

 

きっと明日もいいお天気。

 

呪文のようにそう自分に言い聞かせて

自分を抱き締める夜。

 

ルール外

恋は人生の花。

今日もTVでは不倫話の花が咲く。


不倫=駄目とは考えない派だ。

人の心の動きは止められないものだから。

基本、そのことについて物申せるのは、パートナーだけだろう。
三者があれこれ言うことではない気がする。

ただ
不倫=駄目とは考えない派ではあるが
「覚悟はあるんだろうな?」とは、思う。

そのことが全て詳らかになった時、
それまで積み上げてきたものは全て消え去るやもしれない。

「いや、そこはうまくやれる自信がある」
或いは、あった。

「そこはわかっているし、もし仮に明らかになっても、パートナーにはきちんと説明できる。」

傷は見えないところに出来るやもしれぬ。
パートナーにだけでは、ない。

その傷は、誰に、どこにできるか。
きっと
当事者の想像を超える。

膿んだ傷は、手当てできない。


もし
パートナーと逆の立場だとしたら?。

今感じている、根拠のない優位性は、パートナーの落ち度によるものか?

相手は鏡。
パートナーは鏡だ。

長い時間をかけ、戦友だと思っていた相手の心が自分にはなかったと気付いた後、お前ならどうする?
どうする?

結婚という契約を
選んだのは自分だろう。

そういうことも全て超えて。

肉欲ではない。
火遊びではない。
覚悟だってあるんだ。

…だったら好きにすればいい。

好きにして、全てを引き受ければいい。

秘めることを選ばなかった
選べなかった

自分の弱さごと
引き受け
果ての先をみるがいい。

結局は陳腐な物語にしか過ぎない事実を抱えて

スペシャルな物語にしてみろ。

そんなことを思いながら、画面を見ている。

恋は人生の花である。

見つかった

今日はおぱーいの、乳腺外科の診察日。

 

昨夜4時頃に目が覚めちゃって、なんだよ、緊張してるのか?

我ながらちょっとあきれてしまう。

 

とてもいいお天気。

桜満開。

タクシーの窓からの期せずしての花見。

 

いつもは1人だのに、今日は2人ドクターがいた。

 

新しい先生なのかな。

若い先生。

ピンクマスクの先生。

 

先にマンモを済ませていたので、その結果を聞く。

 

「頑張ったねえ。ちょっと小さくなってる。」

 

「手術は…6月かなあ。」

 

「6月ですか。」

 

「うん。…混んでるのよ。」

 

見れば予約表は、真っ赤に埋まっている。

 

「…じゃあ、胸見てみようか。」

 

ジェルを塗られて、カメラでみていく。

 

途中でピンクマスクの先生に変わる。

 

「…あれ?」

 

手が止まった。

 

「先生、これ」

 

「あ…」

 

新しい癌が見つかった。

 

1個だと思っていた癌は、2個あった。

 

私は造影剤アレルギーがあるので、MRIを受けられていない。

 

それを使えればもっと早く見つかったと思うけれどと、ドクターが言った。

 

正直ショックだった。

 

でも、手術前で良かったよと、友達に言われ、そうだよなと思う。

 


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病院の桜も綺麗。

 

綺麗だった。


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