申し出

 家に帰ってきて、今のうちに 食べられるものは食べるのだ と意気込んでいる。

 

次の 抗がん剤点滴は 29日。

吐き気が治っているうちに とりあえず体力を 戻さなければ。そう思って いる。

とはいえ、 PPP は続いていて 、頑張って食べても こんな調子では と ちょっと長渕を呪う 。

 

29日は 外来で、 退院前 見学させていただいた ピンクエンジェルがいる 部屋で 点滴 をする。

朝入って おおよそ 2時から 3時まで かかるかなという話。

 

私の中では 行くときはともかく 、帰り しっかりしないとなと 思いつつ も…。

正直少し不安 だった。

タクシーの運転手さんに、迷惑をかけることにならないといいのだけれど。

そんなこと、今から考えても仕方ないんだけどさ。

 

そうしたら 退院の 時、迎えに来てくれた 弟が 、

「そんな、今 一週間以上 入院して 様子を見ていた ような注射を 、外来で ??

そんでその日に帰れってか。

しんどくて無理ですって 言ったらどうなるんかな?」と

「まあその時は 泊めてくれるのかもね。 わかんないな。 でもまあ 大丈夫って 判断されてるんだから 。」と いうやり取りが あって。

 

昨日 弟から LINE が来た。

 

「今日は調子どうかな? 29日は休み取ったから送り迎え大丈夫 。」

 

コロナで みんな 仕事は大変だ。

 

そんな中 、私のことで 仕事を休ませるのだ。

 

ありがたいのと、申し訳ないのと。

 

はうーと変な息が洩れた。