ワクチンはまだか

「今、この段階で

コロナにかかったら 、命に関わります。

 

とりあえず 1日も早く コロナワクチンを打つこと。

 

tonchikiさんの所には 、申込書は来てるのかな ?」

 

「いいえ、今の段階では 見ていません 。来るのかな …。」

 

「そうか、それは困ったな。

とりあえず くどいけれども、 1日も早く ワクチンを打ってもらわないと。

抗がん治療を行うと、 発熱したりすることがあるんだけど 、もし発熱しても コロナかどうか 見極められないとそれも 困るしね。

いや、もちろん事前検査はしますけどね。」

 

「あーそうなんですね。」

 

 離島先生の 口元を見ながら 、毎回毎回 こういう話のとき、どうして 自分の話だと 思えないんだろう ?入ってこないんだろう ?と 少し不思議な気持ちになる。

 

「もし ワクチンが遅れるようなら 、抗がん剤の 治療も それに準じて 遅れてしまうんだよね。 」

 

「あーそうなんですか。」

 

看護婦さんが 横から 、

「基礎疾患が あるということで、 そろそろ届くとは思うんですけどね。」 と 言った。

 

「もし 遅れるようだったら 、2週間以上 何の音沙汰もないようだったら 、自分から 役所に連絡して 、なんとか 1日でも早く 打てるように 働きかけてください。」

 

「はいわかりました。」と言いながら 、いくら働きかけたところで 、打ちたいという人は たくさんいる。

そうそう私だけ というわけにはいくまいと ぼんやり考えていた。