モチベーションと哲学


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4日は乳腺外科の診察日だった。

3時から3時半の間にってことで、

タクシーを呼んで一人で向かう。

 

中途半端な時間だよなあ。

仕方ないけど。

 

本当は薬だけもらって…

のはずだったのだけれど、朝、また鼻血が出た

 

&歯を磨いていたら、血がポタポタ。

 

「貴方、リンゴをかじると歯茎から血がでませんか?」

ってコマーシャルが昔あったけれど、そんな程度ではなく、ポタポタポタポタ口から血。

喀血したのかと思った。

びびった。

 

なので、そういうことを相談したくて順番を待った。

 

元気ドクターは、今日も元気だった。

 

思うにドクターの「機嫌」は、患者を支配する。

 

一定の機嫌をキープする事は、治療に繋がる。

 

有名な作家だったか…

「医者にこそ哲学が必要」そうかかれたものを読んだ覚えがある。

そして、それは正しいよなあと痛感する。

 

同時に患者にも哲学は必要だけれど。

 

元気ドクターに、鼻血のことと、歯磨きの際の出血の話をする。

 

「うーん…数値が悪いもんねえ。

普通の人の半分どころかって状況だもんね。

 

頑張ってるねえ。ほんと、tontikiさん、頑張ってる。」

 

止めて、ドクター。

うるっときちゃうから。

 

「投与されている薬の量が多いからなあ。

今はね、対症療法しか提案できないのよ。

痺れは?」

 

「ああ、酷いです。なんかいろんなもの取り落としちゃって。

この間も牛乳と小麦粉取り落として、えらいことになっちゃて。」

 

「足は?」

 

「痺れてます。あんまり痺れ酷いから、このままじゃ足が…と思って、頑張って町内歩いたりしてるんですけど。

目標にしている4000歩も歩けずに挫けちゃって。」

 

「それはね、今は無理しなくていい。

この数値で動いている方がなんだし。目標は目標としてね。

 

鼻血や歯からの出血は、安静にしてとしか…今度離島先生にもこの件は言ってみて。

 

そうね、痺れに漢方薬と、手がつるって?

 

「ええ。痛くはないんですけど。」

 

「それには塗り薬を処方しときますね」

 

何度も何度も無理するなと言われて診察室を出る。

次の予約表を持ってきた看護婦さんが

 

「小麦粉や牛乳くらいならいいけれど、患者さんの中には包丁を取り落としてという人もいるから、できれば家事は…」

と、親身になって言ってくださる。

 

ああ、そうだなあ。

 

でも、それはきつくても私のモチベーションにも繋がっていることだからなあ。

 

モチベーションは、プリンだけじゃないのさ。

 

それにしても、手のツリに塗り薬って!

 

医学の進歩はすげえな。