選択肢


f:id:texastonchki:20211005100001j:image

 

小倉智昭氏が、 膀胱癌から 肺癌に転移したので抗癌剤治療を開始するとのニュース。

 

こういうニュースを聞いてまず思うのは 、再発、 癌転移 と言われた人の ショックの大きさ。

 

私なんぞ 最初の告知の時 ぼーっとして 聞いてしまったけれど 、でも ショックを全く受けなかったなんてことはない 。

言うまでもなく、もちろんそれは 大きな出来事で 、今まである意味簡単に 口にしていた 死というものが極めて身近に 、側に あることになった瞬間でもあった。

 

それでも ああそれでも。

最初のショックは 大きくても なんとか 受容できる 。

いや受容しなければ 、先へ進めない。

 

そうして 戦って 頑張って 一息ついて。

 

そこへ再発 という告知。

 

考えるだけで 息が詰まる。

 

小倉智昭は とても気丈な人で 弱みを見せない人なんだと コメンテーターが言う。

 

それでも 最初の 膀胱癌 を全摘出 勧められてから、 彼は 2年半もの間 勉強し 、いろんな人の 意見も聞いて 、なんとか 全摘ではなく済ませられないかと あがいていたのだと言う。

 

「今思えば 現場の ドクターの 意見は重かった。

その時その通りにしておけば 、転移はなかったのかもしれない」と。

 

おそらくは 私なんぞより 金銭的にも 人脈的にも 豊かであるだろう 彼のその逡巡が とてもリアルで 理解できた。

 

選択肢は自分で。

 

色々と調べて 自分で 選ぶ時代。

 

選択の時代は自己責任の時代。

 

でも

でもね。

 

「やめてよー自分でも信じられないんだから。

今は痛くもなんともないんだからね。」

 

明るく元気な彼の声。