食卓は楽しみ

抗癌剤治療の時は、味覚がおかしくなるし

熱いもの、冷たいもの

過剰反応して、ものすごい吐き気に襲われる。

 

だけども本人は治りたいから

「癌患者に良いメニュー」的な本に手が伸びる。

 

ああ、こういう風にきちんと

栄養満遍なく三食食べて

野菜、魚中心で…とかって思う。

 

「食べなくちゃ」

でも…嘔吐。

 

20240715

 

そうしてそんな日々が続いた結果、抗癌剤前の血液検査で

数値が悪くなってしまい

「今回はちょっとお休みしましょう。」

 

必死で治りたいから

頑張っているのに、。辛くても頑張っているのに。

 

治療から見放されたような気がして

悪いことばかり考えてしまう。

 

そんなときに

「こういうのは食べちゃダメ」とか

食事制限は意味がない。

 

これは私の担当ドクター

栄養指導を受けたときも「それはそう」と言ってもらったことだから、書くけれども

 

抗癌剤治療のあいだは

基本食べたいものをたべればいい。

 

大事なのは基礎体力を落とさないことだから。

 

食べられるもの

食べたいと思うもの

美味しいと思うもの

 

そうして栄養管理の方と相談しながら

時期とタイミングをみながら

節制時期を設ければいいのだ。

…って、私はこの節制というの失敗してしまっているけれどw。

 

食卓は楽しみ

 

それが基本ルール。

 

嘔吐に苦しんでいるとき

私はやたらとヨーグルトを食べていた。

 

あと、大豆、人参、大根、牛蒡等をサイコロ状に切って

醤油で柔らかく煮たもの。

 

ブロッコリーもよく食べたなあ。

 

それからプリン!

 

「これさえ食べていれば大丈夫」な食品なんて、ない。

食事制限は、体力落ちているときにやると

洒落にならない。

 

落ち着こう。

 

そんなことを

話した日。