入院して 一週間目。
手術して 4日目 に重湯が出た。
嬉しかった。
え、もう 口から入れてオッケーなんだ という気持ちと 、ちゃんと 大腸 機能しているかな という不安な気持ちと。
一番最初の重湯 は、 梅味がついていた。
あ、 3品もあるんだ。
私は ひとつだけだと思っていたから、 軽く驚いた。
何日ぶり だったっけ。 食事をするのは。
入院手術前の私だったら 、秒で 完食 だと思われる この メニューを 、私は時間をかけて ゆっくりゆっくり食べた。
食べた後 おかしなことだが 、自分の目に、身体に、力が戻ったような気がした 。
栄養は足りている。
たくさんたくさん吊り下げられている 点滴から、 1日に必要な 栄養は 与えられてもらっているはず。
だけど やっぱり、 人間口から食べないと駄目だわ ~と 思った。
体の奥の奥の方から 湧き上がってくる 力。
たかが重湯だけなのに。 不思議。
そして意外。
私は 、これを完食することができなかった。
残す?…私が。
食べられない時間が 多くあると 、人は それに合わせて 体を変えるのだろうか。 不思議。
それにしても、まさか私が残すとはねえ!
私が!!!?…私がー!!!!!
不思議ー。