長い長い間飼っていた愛犬。
歳をとって、オソソウをすることが増え
夜中に鳴くんだって言いながら
飼い主の彼は、一生懸命お世話して。
仔犬の時に、可愛いって可愛がるのは
当たり前だけれど
歳を取って、手がかかるようになって尚、
愛を形にする事は、していく事は、当たり前のようでいて、実は当たり前じゃないことを、私は知っている。
ペット天国
あのこは家族ですって言いながら、
命を最後まで見届けることには、覚悟も体力も気力も経済力もいるから。
虹を渡ったその子に
自分を重ねてしまう。
愛されたね。
愛したんだね。
愛は何処かで試される瞬間が来る。
君の飼い主の愛は深く
君も本当に
本当に頑張った。
相思相愛であった事を
君は誇りに思いながら
胸を張ってふりかえりふりかえり
今は軽やかになった足取りで、
虹を渡っていったんだろう。
幸せだったね。
良かったね。
本当に良かったね。
ゆきえちゃん、安らかに。